Visual Studio Community 2013でマクロ機能を使う
マクロの記録・再生機能は Visual Studio 2012 で廃止されてしまいました。
ただし、Visual Studio (Community) 2013で拡張機能をインストールすることでマクロ機能が使えます。*1
Visual Studio 2012以降はマクロ機能が削除されている
2010以前のVisual Studio では
- Ctrl + Shift + R : マクロの記録
- Ctrl + Shift + P : マクロの再生
でマクロの記録・再生が使用できましたが、
●マクロ機能の削除
VS 2012で新機能が追加される一方で、削除された機能もある。マクロ機能がその1つだ。VS 2010までは、メニューバーの[ツール]-[マクロ]配下のメニュー項目で、IDEでの操作を記録して再実行したりできるマクロ機能が搭載されていた。このようなマクロ機能は、主にテキスト・エディタなどでの定型的な編集作業の自動化のために使われることが多い。VS 2012では、そのマクロ機能が削除されてしまった。「開発者からあまり使われていないので、メンテナンス・コスト削減のため」というのが、その理由とのことである。
なお、マクロ機能の削除に伴い、それに付随する[マクロ エクスプローラー]などの機能も全て削除されている。
Visual Studio 2012の新機能 − @IT
とのこと。
Visual Studio Community 2013 のメニューバーに[ツール]-[マクロ]がありませんので、やはり削除されているようです。
Visual Studio Community 2013 では拡張機能でマクロ機能が使える
提供元は以下です。
Macros for Visual Studio 2013 extension
拡張機能で提供されている機能
- マクロの記録・再生
- 指定回数だけマクロを連続実行
- Macro Explorer でマクロの管理(マクロの内容はJavaScriptです。よく使う操作をファイルで保存しておくことができます)
- 作成したマクロに任意のキーボードショートカットを設定可能
- マクロのサンプル
インストール方法
メニューバーの[ツール]-[拡張機能と更新プログラム]
オンラインから「Macros for Visual Studio」で検索してください。
使い方
メニューバーに[ツール]- [Macros] が追加されています。
Visual Studio 2010以前とは異なりキーボードショートカットが異なっている点に注意してください。
- Ctrl + M、R : マクロの記録
- Ctrl + M、P : マクロの再生
(※R、PはCtrl キーを押しません)
キーボードショートカットを変更する
デフォルトの記録・再生のキーボードショートカットは2回キーを押す必要があり、ちょっと使いづらいです。
以前のVisual Studio と同様のショートカット設定にするにはメニューバーの[ツール]-[オプション]-[環境]-[キーボード]から設定変更できます。
マクロの記録(ツール.StartRecording)
マクロの再生(ツール.Playback)
※Ctrl + Shift + R、Ctrl + Shift + P はそれぞれ別機能のショートカットに割り当てられています。必要に応じて再割り当てしてください。
*1:StackOverflowで聞いてきました。